遠野物語とは
『遠野物語』(とおのものがたり)は、柳田国男が明治43年(1910年)に発表した、岩手県遠野地方に伝わる逸話、伝承などを記した説話集である。
遠野地方の土淵村出身の民話蒐集家であり小説家でもあった佐々木喜善より語られた、遠野地方に伝わる伝承を柳田が筆記・編纂する形で出版され、『後狩詞記』(1909年)、『石神問答』(1910年)とならぶ柳田の初期三部作の一作。日本の民俗学の先駆けとも称される作品である[1]。
おしらさまの起源
馬と結婚した女がいた。しかし親は反対。馬を殺し桑の木に吊るした。女は馬とともに天にのぼった。
この女と馬がおしらさまである。2体で一対をなす人形で、一方の顔は馬だ。
馬が吊るされた桑の木で作られている。
また地上にいる父のために使わせた生物が蚕だと言われている。
特徴
おしらさまは養蚕の神、眼の神、女の病を癒やす神、子供の神、狩りの神。正月の16日におしらさまの祭りがある。