少年Aの両親の手記をよんだ。
少年Aの手記→殺められた、淳くんの手記→この本と読んできた。それぞれに共感し、かわいそうに思い、怒りを感じる。
感情が色々で、一言で言い表そうとしても、言えない。そんな気持ちになった。
父「そんなことをする子に見えなかった」
少年Aに対する父の言葉だ。
村上春樹と河合隼雄の対談で悪いやつはそんなに悪いことしない。悪くなさそうにみえるやつがすごい悪いことをする。と言っていたのを思い出す。
Aの母親も「ヤンキーのように溜めてたものを外に出してくれてたら、どんなに良かったか」と言っていた。
ガス抜きのように、悪を早めに発散する必要がある。
ためてためて、発散すると人間のルールの枠のだいぶ外にいってしまう。
あと、発散すると同時に関わりも大切だと思う。
叱りすぎな両親
まぁーしかるしかる。だいぶ口うるさくいっていたようだ。
両親的には、それでもだいぶ抑えた方らしい。自分の母親にもはもっときついことをされていたとのこと。
まわりからも叱りすぎた言われていたのでその時代でも叱りすぎなのだろう
虐待をする親が子供の頃、虐待を受けていたように、教育は受け継がれる。
とにかく、干渉したり、押さえつけても意味がないと思う。特に少年Aのように理屈で考えて、納得しないと気がすすまないタイプには、この世への絶望を深めるだけだと思う。
でも、だからといってどうしてやったらいいのかはまだわからない