世界女帝列伝クレオパトラ1〜7/絵:叶精作、原作:倉科遼の感想・レビュー

内容

すっげえ野心的なのがクレオパトラ。兄弟たちは皆権力争い。今とは全然違う。実際少し上の姉が更なる姉を殺害し国を取ろうとしたが失敗し、全員殺害されてる。

掟として謀反したものは血が繋がっていようと死刑である。

多分ファラオってのはエジプトの王って意味やな。

エジプトでは王と王妃が2人で政治を行うのが伝統らしい。

しかし王である父が死に、18のクレオパトラと12の弟が後継者になった時、クレオパトラは弟が小さいから全て私が決めると言った

しかし弟の側近が、独裁だ!と国民を扇動。
国取られそうになる。

クレオパトラにはアントニウスという小さい頃にあったローマの男がいた。2人は恋に落ちた。アントニウスが俺は力を持つ!そうすれば女王であるあなたをも妻にできよう!といい、愛を誓う。

しかしクレオパトラは「エジプトを守るためなら娼婦にもなろう」と言って強国ローマの王カエサルに抱かれ、結婚し、二国は密接な関係になった。

それによってエジプトを守る。

カエサルは2人が恋仲であることを知っていた。

「一国の王と女王は恋や愛で異性を求めてはならんのだ」

そういい、クレオパトラもそうですと言って関係を続ける。

カエサルにはローマに正妻がいたが、ずっとエジプトにいてクレオパトラを抱いた。

やがてクレオパトラは子を身籠った。

クレオパトラがこのままでは愛人と国民に思われるだけだと考えていたところに、子を身籠る。

めちゃくちゃでかい船を連れて旅をした。民にとってこれは新婚旅行を意味する。

エジプトでは、男女2人の顔を見せることが結婚の証であった。

顔を見せて国を回った。

我らが女王がローマを従えたんだ!ローマ王がファラオとなればエジプトはより発展するぞ!と国民は喜んだ。

これにより愛人だろ、ローマに従属してんのか
という反感の危険を回避し
うまく国民からの信頼を得たのだ

第三巻

アントニウスは国の強い軍人であった。だが、カエサルには一足先にローマに帰り国内の火種を消してこいと言われていた。

ローマ内はまだまだ安定しいなかったのだ。

しかしクレオパトラがカエサルの子を身籠った今、権力を得てもクレオパトラを自分のものにできないことから、腐り切っていた。

国に戻っても戦わず、娼婦館に入り浸っていたのだ。

しかしカエサルが帰ってきて一括。クレオパトラが欲しければ戦い俺から奪ってみろ!と。

カエサルとアントニウスは国内の火種を次々と消す。圧倒的な強さで。
アントニウスは大活躍し、カエサルの後はアントニウスが力を握るという地位を確定させた。

その戦いを祝う式。クレオパトラが息子でもいいから参加させてと。それで、後継者と認めてと。

しかし正妻と元老院(性格にはローマは君主制ではなく共和制。しかし実質カエサルが王。とはいえ元老院も力ある)それ認めないと。

正妻は子はできないからだだから、甥のオクタヴィアヌスを次の王にしてと。

とりあえずクレオパトラが祝杯式に来ることは認めたので、きた。

その時、カエサルが甥のオクタヴィアヌスを紹介する。オクタヴィアヌスは16歳だが、その美しさに惚れ、伯父の妻であろうと必ず自分のものにすると内心誓う。

カエサルはさらに戦争に勝って国民の信頼を得た。就寝独裁権のようなものが与えられ、まさに王となった。

しかしまだクレオパトラとの子を後継者にすることはできない。エジプト人との子を後継者にすれば、ローマはエジプトより下となるからだ。

元老院が反対してくる。

そこでカエサルはクレオパトラとの子を後継者にすふために元老院改革を進めた。元老院の人数を増やしたのだ。そこにはカエサルに信頼を寄せるものばかりが集まっていた。これでは全ての意見が賛成で通ってしまう。

そこで元老院の男たちが計画。何の計画か。カエサル殺害である。

しかし実はこれは正妻が仕組んだことだった。正妻に恋をしている元老院の1人に抱かれて、カエサルの殺害を頼んだのだ。

この本はタイトルにも「エジプトのためなら娼婦にまなるわ」と書かれているけど、正妻だって同じやん。

ローマのためならり娼婦にもなる、夫も殺すわ状態。
ローマのためという名目だが、私はカエサルの子を産めなかったのに、クレオパトラとは子を産み後継者とすると言ったことが許せなかったのだ。

その後、かつて愛を誓い現在も恋しあっていたアントニウスと、正妻が王にしようとしているカエサルの甥のオクタヴィアヌスとの内乱が起きる。

クレオパトラはオクタヴィアヌスが自分に恋後がれて無理やりキスしてきたとこをカエサルの正妻に手紙で伝え、2人の中を中に亀裂をいれる。

内戦はエジプトたい、ローマに発展し、戦うもクレオパトラとアントニウスのエジプト側がまける。

しかし甥のオクタヴィアヌスと正妻が喧嘩になり制裁は殺される。正妻は夫を奪われた憎きクレオパトラを殺したがったが、オクタヴィアヌスはクレオパトラをじぶんの女にしたがったのだ。

オクタヴィアヌスは最後まで私の女になれば命を助けてやると言ってきた。だがクレオパトラはお前に抱かれるくらいなら死ぬと言った。

最後のシーン。エジプトに攻めてきたオクタヴィアヌス。アントニウスを殺し、王宮に入るとクレオパトラが椅子に座っていた。

ここでも俺の女になれ!とオクタヴィアヌスはいう。クレオパトラはそなたとあった時、蛇のような目をしていると思った。そして思った通り蛇のように狡猾な男だった。
ソナタに抱かれるくらいなら毒蛇に噛まれて死のう。

そう言って毒蛇に乳を噛ませ死んでいった。

感想

みんな女のために頑張っとる。でも好きだ!とかより、俺の女にして跪つかせたい。抱きまくりたいって言ってるのがいいな。中学2年生の性欲。

というかみんな極端な司令型なんよ。
司令型ってのは「勝利」が大事な人達。勝利のためなら、抱かれるとかそれだけ勝利の重要度が高い。そんな人ばっかりやから、ゴタゴタがエグかった。現代でコミュニティ大変やわ言ってるけど、それの究極版みたいなのが行われてたんやな。

絵がすっごいよかった。リアルというか、実際は美しいの価値観も今と違うのかもしれないけど、今でいうこんなジャンルの美しいの人だったのではと想像させられる絵だった。ていうかクレオパトラモテすぎ。たぶんくっそ性欲に訴えてくる感じの女やったんやろな。時の権力者三人がみんなクレオパトラを自分のものにしたいと異様に固執した行動をとる。
また司令型やから、そんな女を誰かに取られている状態が許せないみたいな競争意識もあったと思う。

結局非合理。クレオパトラ最後オクタヴィアヌス抱かれてれば、エジプトはのプトレマイオス朝は存続できた。でも「永遠に続く国家はない。最後は個人のために生きたい」といって、愛する夫アントニウスと死ぬことを選んだ。「エジプトのためなら、娼婦にでもなろう」やのに、非合理で死ぬんかい!

結論

クレオパトラは基本的にエジプトのために生きた人。自分の美貌で権力者たちを虜にした。

甥、、兄弟姉妹の子供

ABOUTこの記事をかいた人

実績0→月10万を達成。大学生Webライター。うつ病×対人恐怖症→30万の情報商材を12分割で買う→5000円しか稼げない→Webライター開始→17日で収益5万達成→現在1年半。相談や悩みはお気軽にDMへどうぞ!