「個性を伸ばし、才能を磨き、成長を続ければ、やがて求めなくとも結果は返ってくるはずだ」
最も結果を出している男が羽生善治である。通算5期タイトルを獲得したものに与えられる永世~の名を全てのタイトルで取ったのだ。
そんな彼が結果を一番にしていないことは興味深い。結果を一番にすると、しんどいのだ。なぜなら結果は自分ではどうしようもし難い要素が含まれているからだ。
それよりも自分の管理可能な範囲に集中する。
本書にも目の前の結果よりも、自分の実力アップを優先するシーンが出てくる。
この考え方は全ての成長に通づる気がする。