90点。元ひきこもり、今も鬱病の著者なだけあって、起業家の本なのに共感できるとことも多かった。社会に対してやさしかった。結構、自分も一生大事にしたい価値観を言語化してくれていたり、良い。
- 「他人に迷惑をかけないように生きるのではなく、他人に迷惑をかけたらその分、他人の迷惑を許してあげればいい」
自分に厳しい分、他人にもその厳しさをもとめたりする。しかしその先は過労死が待っている。なぜなら一番タフな人間の基準が適応されるからだ。縛り合いじゃなくて許し合いの社会がいいな。
- 「中途半端に器用な経営者より、ダメなところだらけの経営者の周りの方が、責任感を持った優秀なスタッフが集まってくれる。弱みをさらし、自分がいないと、この会社はダメになると思わせたもの勝ち」
めっちゃ勇気づけられる。体力がない人の人生戦略として、他人を頼るのが大事だと思っていたけど、やっぱりそうだ。そう思ったら希望が湧いてくる。マーケができないなら頼ればいい。全部頼ればいいんだ。
- 「人生の選択肢が色々あるうちに、やりたいこと全て、ポップな軽い気持ちで選んでいけばいい」
スモールステップでいろんなこと挑戦して、才能や向いてることなど探したほうがいいということ。はやり打席に立つ、いろいろな環境を試すという成功法則と同じこと言ってる。
- 「やっぱりやめますを勇気を持って言えるか」
「前言撤回」を座右の銘にする。なぜなら負け戦とわかっていて続けるのは時間とお金の無駄だから。また打席数が成功につながるという法則にもあっているから。
- この本を読んでいると世の中にはたくさんの価値観があると感じられ得ていい。自由な価値観の会社を探してみる。
- 圧倒的に自己否定を避ける考え方素晴らしいな。
- 「そのダメな子が作るストーリーに興味があるだけ。後ろにも前にも進めなくなった子が、何かをきっかけに前に進み始める瞬間がとてもおもしろい。かつて引きこもりで対人恐怖症だった自分を見ているようで。
いじめや引きこもりや、ニートや、人見知りや、同定や複雑な家庭環境など、そんな様々なコンプレックスに起因する様々な問題を全て自分で受け入れて、飲み込んで、さらけ出せる子どもたち。
モノやサービスや情報に溢れかえったこの時代では、背景にストーリが無いモノは選ばれない。不器用なダメな子が何かをなすから、そこにストーリーが生まれ共感されシェアされる。不器用であることが武器になる時代」