僕は大学に日本史で入ったけど、3年経って知識はうろ覚えの状態。だけどこの本は子ども向けに書かれただけあって読みやすかった。
内容は19人の戦争を体験した作家が、その当時の体験を書いたもの。だ
いたいの作家が子どもの頃に戦争を体験しており、その当時の視点で書かれている。
印象に残ったのはこんなシーン。
・大きな氷が張っていたので持って遊んでいたら、空から爆撃が。弾が氷にあたり助かった
・爆撃時、丘に掘った防空壕に入ろうとしたら死体でいっぱいだった
・軍隊に入ったときに統率が取れないからと、学校で右利きに矯正された。
・学校でガラスを割っても、「兵隊になるにはそれくらいでねえと」と怒られなかった
・戦争が終わった後の教科書は黒い線でほとんどの文字が消されていた
戦争が当時の子どもにどう映っていたのかがわかった。
また後ろにわかりやすい辞書みたいに、戦争に関わる語句の解説があるのですごく勉強になる。
「欲しがりません勝つまでは」の意味とか書いてあるのだ。
こんな人におすすめ
・戦争の歴史を全然知らないけど、学びたい人
・本をあまり読みなれていないひと
・大人になって歴史を学びなおしたい人
・子どもに読みやすい歴史の本を探している人