猫を捨てる/村上春樹の感想・レビュー
日曜日は大学がやっていないので、図書館で作業をした。 夏休みは真の文学青年へのレベルアップを目指すべく本をたくさん読むときめた。 なので本を見たのだが、これが表に出てた。 たしか受験期かなんかに発売されたけど、その時は忙…
日曜日は大学がやっていないので、図書館で作業をした。 夏休みは真の文学青年へのレベルアップを目指すべく本をたくさん読むときめた。 なので本を見たのだが、これが表に出てた。 たしか受験期かなんかに発売されたけど、その時は忙…
きっかけ 「どうで死ぬ身の一踊り」 「蠕動で渉れ、汚泥の川を」 「棺に跨る」 と西村賢太作品を読み漁っているわけだが、続いてもそうである。 いきつけの図書館に2冊、西村賢太作品があったので大学に行くついでに借りてきた。 …
内容 「自分ではどうにもならない状況でもできることがある。それに対してどう反応するかだ。」 これはザンペリーニという映画化もされたある有名な男から学んだことだ。 彼は日本の捕虜収容所に入れられ過酷な時間を過ごしたが、希望…
戦争には意味のある戦争と意味の小さい戦争がある。それは全てが終わった後に振り返れば、その地域の戦争が、全体にどれだけ貢献していたかわかるのだ。 しかし現地の兵たちはそうではない。そこで命を捨て、健康を捨て、正気を捨てて、…
「どうで死ぬ身の一踊り」「蠕動で渉れ、汚泥の川を」に続きまたもや西村賢太作品。 どの本もタイトルがかっこええ。 今回は四つの短編、といっても内容は繋がっているのだが、からなる私小説。 「どうで死ぬ身の一踊り」は北町貫多が…
西村賢太は私小説であるが、今回は17歳の高校生の時の話。芥川賞をとった苦役列車の続きといったところか。 場面は飲食のバイトを始めたところから始まる。それまで主人公北町貫多は日雇いの肉体労働で金を稼いでいた。 根が目の前の…
プロ棋士になる道筋 プロ棋士なりたければ養成所である奨励会に入る。しかし入会試験があり、受験資格としてプロ棋士の師匠が必要。 これは形だけの師匠でもいい。奨励会に入れば4級、3級、、、初段、二段と昇格し、4段になればプロ…
アメリカ経済の自主課題で読書感想文書いたので載せておく。 1.はじめに 私がこの書籍を選択した理由は、以前、マイケル・サンデルの対談をYouTubeで見て興味を持っていたからだ。 対談相手は小説家の平野啓一郎だった。内容…
内容 藤澤清造という極貧生活を赤裸々書いた私小説を描きながら公園の上で凍死した作家に傾倒する主人公。 その愛は異常で藤澤清造の墓をなんとか譲り受け狭い部屋に置くなどする。 藤澤清造の伝記を刊行することを心に誓いつつ、一緒…
羽生世代と言われる時代がある。羽生善治を中心とし約30年間、将棋界の第一線で活躍した棋士たちのことだ。 上の世代を早くから退け、下の世代を長く抑え込んだ彼らが同年代に生まれたのは偶然か。 この本では羽生世代、また羽生世代…