ホロコースト/芝健介

 

はじめに

・ホロコースト=ナチ・ドイツによるユダヤ人の大量殺戮
・1939~1945年の第二次世界大戦で約600万人のユダヤ人が死んだ
・誤解してはいけないのが元々、反ユダヤ主義が国民に浸透していたこと
・最初はユダヤ人の追放を計画していたが、ヨーロッパの領地を獲得していくにつれ、大量のユダヤ人を抱えることになり殺戮が始まった。
 

序章

・ユダヤ教からキリスト教が生まれた。しかしユダヤ教はキリストを救世主と認めないなどしたため、対立。キリスト教が広まるに連れ、ユダヤ人は迫害されることになった。例えばユダヤ人は高利貸しなどの職業を当てられて、非人間というイメージがついて回った。
 
・ヒトラー前からも、反ユダヤ主義が盛り上がっており、結婚、職業選択などの自由が制限される事もあった。
 
・第一次世界大戦の挙国一致によって、ユダヤ人問題は解消したかに思われたが、戦況が悪化すると、反ユダヤ主義が再興。ユダヤ人が祖国のために働いていないという世論が形成された(実際は、すごく忠実に働いていることが調査(センサス)によってわかっていたが公表しなかった)
 
・第一次世界大戦の敗北による、ヴェルサイユ条約。これはドイツを勝利国の奴隷にするものであり、全戦争責任をドイツにおくものであった。そんななか、ドイツでは「次の戦争では絶対に負けられない」という焦りが生まれ、勝つためならなんでもするべきだという雰囲気が漂い始める。そして敗戦の原因はユダヤ人による「背後からのひとつき」、つまり裏切り行為だという世論になるのだ。これは戦争責任をおうべき軍部をの責任逃れのためにも利用された。(デマゴギー=政治的な意図をもって流す嘘)
 
・ナチ党ができる。ヒトラーはそのこで25か条の綱領を決定し、その中でドイツ人を「ドイツの血を有するもの」と規定した(ユダヤ人は含まないと書かれている)。つまり権力掌握の前からユダヤ人排斥の方針は建てられていたということである」
 
・ヒトラーが投獄されているときに、口頭筆記された我が闘争では陰謀論敵あん主張がなされる。ユダヤ人を圧倒的な悪とし、自分たちの共同体のみがいる世界を理想としている。このようなむちゃくちゃな論調がまかり通ったことがおそろしい。はやり敗戦により社会情勢が異常な状態だったこともあるのだろうか。
 
・「シオンの賢者の秘密」という偽書が出回り、そこではユダヤ人が世界支配を企んでいると書かれていた。それが我が闘争より早く出版され、反ユダヤ主義をヨーロッパ中に広めた書物とされている。演説の出典をほとんど明らかにしないヒトラーもわが闘争でこの本に言及しており、影響を受けていることがうかがえる。実際に演説では「シオンの賢者の秘密」の論理をそのまま使っている。
・逼迫した財政状況などから、健全化のためにも優生学が取り入れられており、断種・不妊化はヒトラー前から導入されようとしていた。
 

感想

・ヒトラーがなぜホロコーストを行ったのか疑問だった。本当にそこに正義がったのかと。しかしヒトラーは本心でそう信じているように感じた。ヒトラーこそが一番の陰謀論信者だと。
 
・そもそもユダヤ人排斥運動や優生学の力の高まっていたような社会だった。つまり今の価値観で戦国時代を評して、「戦うのはおかしい」と言うことに違和感があるのと同じで、戦争をしていたその時代の価値観を、単純に悪と捉えても意味はないのではないかと思った。それも結局今の価値観を疑わずに信じている点では同じだからだ。
 
 

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・内容がむずすぎる。具体的にはわからない単語が多いため文を理解できない。あとはストーリーになっておらず、ただ情報が乗っているだけなので、面白くない。
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