タダイマトビラ/村田沙耶香

・「自分の欲求を自分で処理する=オナニー」だと捉えれば、みんなオナニーしまくってるかもな。
 
・弟と姉が喧嘩してるとこ、戦争みたいだな。それぞれがキモイと思ってる。離れてみたら苗のほうが変わってるんだろうな。
 
・中学生の主人公。先がないのなら付き合う意味を感じない、そして男は恋に恋していて先を考えていない。ともえとさなを思い出すようだ。将来のことを考えてる。というより将来を幸せのために今を耐え忍んでるって感じだ。おもんねえ。今を楽しんでいる人になりたい
 
・隣の家の女の描写。まるで見つめられたら吸い込まえるような感覚になるってとこ。梅田でみたあの男の子。俺は磁石のように吸い付けられていた。あんな男になりたい。大事なのは見た目とノンバーバル。見た目は服と髪と顔、ノン場は動作料と動作速度。今変えられるのは、顔と動作量と動作速度
 
・家族じゃなくてルームメイト。歯車として機能している母。一緒に住んでいるだけの関係。「産んだ任務」をこなしているだけ。だんだんそれぞれが勝手にご飯を温めて、食べるってとこ俺すぎる。でもこれって多くの人がそうなっていくんじゃないかな。だってそれぞれ忙しくなるもん。
 
・インナーチャイルド療法。子供の頃のないている自分を思い浮かべて抱きしめてあげること。母はないている自分を木っ端微塵になるまでバッドで殴ってしまうらしい。
 
・大学生のこうへいと同棲する女。そんな時間が無駄に感じられる俺。目的のない時間を一緒にいたいと思わない。でもビジネスマンとして、結果も出てない俺がいる
 
・恋は麻酔で、麻酔が覚めたら違和感に気づく。でも簡単に後戻りはできない。それが恋愛結婚。
→わかりやすい
 
・家族というのは精神的建築物、幻想でみんな嘘を付きながら家族をやっていると。みんなが人間で家族欲を満たすカゾクヨナニーをしていると。
 
・最後には主人公が動物になったぞ。このパターン、地球星人のときもそうだった。おもろいんだよな。人間をみて「皮膚に毛が少ない動物だな。頭には毛がごっそりついているが」的なこといいだすんだよ。ラストオカルト。
 
・「家族というシステムから帰ろう」そういって、人間以前の世界に戻って言って話は終わった。人間以前の世界、「ただいま」ってことだ。現実世界の思い込みによって人間は苦しんでいる。だから、それ以前に戻るって、エヴァみたいだ。みんなで一つの生命体になれば、苦しくないよねってやつ
 
・相変わらず天才だった。あの本人の感じからは想像できないくらいの嫌な視点とうかなんというか。。人間をただの動物として描写するのもそうだし、家族を精神的建築物っていったり、マンションを人間の巣っていったり、キラーフレーズ、いやキラー視点の応酬。視点の柔軟さと、表現力がすごい。

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