こんにちは、わかばです。
Netflixの『浅草キッド』をみました!
劇団ひとり監督、柳楽優弥主演で北野武の自伝的な内容になっています。
内容はすごく面白かった!
僕は売れている北野武しか知らないし、ビッグスリーとか言われて、超ビックになった北野武しか見ていない。
そんな北野武の売れていない時期の話は興味を持って見れました。
ビジネス的な学びもあったのですが、
まずは内容をまとめますね(ネタバレ含みます)。
・深見千三郎という師匠に弟子入りする。深見信三郎はフランス座という劇場の座長。ストリップの間にコントをやっていた
・武は師匠のもとで、タップダンス(芸)や芸人とはなんぞやを教わる。
・しかし時代はテレビ。フランス座はどんどん経営悪化。だが深見千三郎は漫才やテレビを嫌悪。「あんなもんは芸じゃねえ!」ときれる
・武は「ここにいても野垂れ死ぬだけだ!俺はテレビに出て、有名になりたい!金を稼ぎたい」といって、きよしとともにツービートを結成。フランス座を離れる
・ツービートは大人気になる。
・ツービートが漫才大賞を取った帰りに深見千三郎のもとを訪れ、和解。
・深見千三郎が火事でなくなる
師匠だった深見千三郎の人気がどんどんなくなり、弟子である北野武がどんどん人気ものになる。
その対象的な姿に複雑な思いがする映画でした。
深見千三郎は漫才やテレビという新しいものをなかなか受け入れられないのです。「フランス座はもうだめじゃないの?」と言われても「うるせい、ばかやろう!お前になにがわかるんだい!」と反発するわけです。
昔の頑固な江戸っ子という感じでしょうか。
でも深見千三郎の気持ちもわかります。自分が人生をかけてやってきたことの人気がなくなる。そこで「はいそうですか。じゃあ漫才に切り替えます。」とはなりにくい。
こういう自分を肯定してきたものが脅かされて反発する現象って現代でも起きてるなと。
例えばYou Tuberが出てきた時、世間の反発がかなりありました。
若者は当たり前にYou Tubeを見て、You Tuberが好き。
しかし上の世代からすると
「ただ遊んでいるだけの動画を20才そこらの素人が上げて月収100万?けしからん!」
「ちゃんと働け!こいつらの将来が心配だ」
となるわけです。
そこには週5で8時間労働しなければならないことに対して「週5で8時間労働するのは当たり前だ」という価値観を作り出して、自分を肯定してきた過去があると思うんですよ。
そこに遊んで稼ぐ奴らがでてきた。
自分を肯定している価値観が脅かされるので、受け入れられないわけです。
ですがビジネス的にみたら、拒否はもちろんもったいない。
拒否しても一銭にもならないし、一つの成長もありません。
そこで「すげえ!そんなことができんの?教えて!」となれるかが大事。
ネットビジネスでもそうです。
ネットを使って10時間しか働かずに月収100万という人がいても、「詐欺だ!そんな事が可能なわけない!」と拒否をする人がたくさんいます。
お金は「労働」の対価としてもらうもの。そんなに楽して稼ぐなんて詐欺に違いないとなるんですね。
しかしお金は労働の対価でもらうものではありません。
「価値提供」の対価でもらうものです。
労働っていうのは価値提供の一つの形に過ぎないんですね。
というか自分が働かずに大きなお金を得るってずっっと前から当たり前に行われていることです。
例えば社長は他人に働いてもらってお金を生む人だし、投資家はお金に働いてもらってお金を生む人です。
労働者は労働力を売ってお金を生んでいるにすぎない。
このようなことも新しいものを拒否していたら学べません。
受け入れることで、
「ブログってなんだ?なるほど、すでにある商品をアフィリエイトしたり、自分で商品を売ってお金を生んでいるのか。さらに一度記事を書けば24時間働いてくれる資産になると。そりゃ大きなお金を生むわ」
と学べるのです。
僕は高3の大学受験のときにYou Tubeで勉強法を学んでいたら、ネットビジネスを知りました。
普通の大学生でも大きく稼げて、しかも自由が手に入るということを知るんです。
「こんな世界があるの?!まじか!」と衝撃でした。
同時に「これなら自分でもできるかも。勉強したい、やってみたい」と思います。
それで高校を卒業した春休みからブログを始めるんです。
そこで「これは怪しい。そんなものあるわけない」
となっていたら今の自分はありません。
そのままずっとつまらない人生を生きていたのだろうと。
「生きてて辛いわけでもないけど、楽しいわけでもない。何かをやりたいとは思いつつも自分から貪欲に探す気もない」
そんな感じでだらだら生きていたと思います。
過去の成功体験や経験があるばかりに、
眼の前の情報を拒否していないか、常に注意することが大切です。
ということで、浅草キッド、のレビューでした!